手紙

tat__tat2007-11-17

岡林 信康 歌:昭和45年 9月発売:(URC URT−0053)
               岡林 信康 作詞:作曲


かって多くの国々がそうであったように支配層と生産層との格差を設けていました。
近代化への最大の壁はこの身分制度であったわけですね。


我が国もしかり。いわゆる“士農工商”と呼ばれる階層でこのあたりはもはや説明の必要はないと思います。
ただ明治以降近代化が進んでもこういったことへの差別が依然として残ったのは事実ですね。


この歌はその身分差別の一つ、部落問題をストレートに扱っています。好きな人との結婚に身内が
(そのことを問題として)反対されてしまうといった内容。


とかくニンゲンは自分自身への不安を拭うために「下」を見て安心する傾向がありますがそれを
自己啓発のため「思う」だけに留めていればとにかく、実行動に出てしまう人の方が多いですね
(人のことは言えないかも・・・これも自己啓発)。


特にこのようなことを問題提起すべきマスコミがこのような楽曲を「放禁(要注意曲)」として“フタ”をしてしまっていることの方が問題なのですが・・・・・


片面は9分に及ぶ大作、はっぴいえんどと組んで1970年8月9日岐阜県中津川で行われた
“第2回全日本フォークジャンボリー”でのライブ盤「それで自由になったのかい」でこちらが
33回転と表裏で回転数が異なっています